がんばってきたあなたへ贈るトイアンナの「生きづらさ」診療所 14

こんにちは、トイアンナです。唐突ですが、やる気が出ない日ってありますよね。私もどうしてもやる気が出ない日は、うーうー唸りながら原稿を書いています(笑) 

今はそうでもありませんが、昔は特にやる気がある日と出ない日のギャップが激しく、朝から立ち上がるのもしんどい、このままベッドの上で塵になって消えたい……とユウウツな朝を迎えていました。

そこで今回は、やる気に振り回されず毎日働くため私が身に着けた「心が乗らない日でも体のスイッチを入れる方法」をお伝えします。

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まずは体の声を聴いてみよう

朝起きて体がしんどいときは、無理して体を起こさずにじっと体の声を聴いてみましょう。「頭がぐらぐらする」「呼吸が少し遅い」「冷房で手足が冷えている」といったように、いい・悪いの判断はせず自分の体がどうなっているかに意識を集中させます。体で感じていることをリストにしていくイメージです。

そうするとまず「やる気がでない、どうしよう!?」という焦りから自分が解き放たれます。また、「気分が落ち込んでいるように思えたのは頭痛のせいか」といったように、体調からくる心の揺らぎを見つめられるようになります。

まずは指など小さなパーツを動かす

心が落ち着いてきたら、まずは体の小さな部分から動かします。しんどい時に全身を動かすのはとてつもないパワーを必要としますから、まずは指先などをピクリと動かすのです。頭の中で指よ動け……と念じて、少しでも指が動いたら「えらい!」と自分に話しかけます

そうして小指が動いたら薬指、薬指が動いたら中指……と、少しずつ動かす範囲を増やしていきます。この方法なら可動域が徐々に広がっていくので、数分で「よっこいせっ」と体が動かせるようになるはずです。

しんどい日は休む勇気を持とう

体が動くようになったら、とりあえずのその日の仕事はこなしても大丈夫です。けれどそんな日は体が休みたがっているサイン。できれば翌日以降でも休暇を取るようにしてください。あなたがいなくても会社や世界は回りますから大丈夫。休みを取れるのは大病をする前にプロフェッショナルとして体調管理ができている証でもありますから、休んだ自分も思い切り褒めてくださいね。

なお、人によっては生理前に心がしんどくなるPMSという症状かもしれません。もし生理周期としんどい日の関係に心当たりがあるなら、お近くの婦人科へご相談ください。


 

トイアンナとは?
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人気コラムニスト, ライター。ブログ『外資系OLのぐだぐだ』をはじめ、 人の生きざまを分析する文章でファンを獲得し月間50万PVを記録。