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もしかして、倦怠期かも?―――


社会人になってから付き合いだした彼氏の亮とは、
もうかれこれ6年の付き合いになる。

付き合いたての頃と比べると、今はお互い仕事が忙しくて会う頻度がめっきり減った。


(週末のデートの誘い、断られちゃった……)


ゆくゆくは亮と結婚したいと思っているけれど、
「今の仕事が安定したら考えたい」と彼は以前に言っていた。


月日は流れて、気が付けば私も彼も29歳。

周りの友達はどんどん結婚していってしまうし、
SNSを開いても結婚や出産報告ばかり。

20代のうちに結婚できるだろうなんて漠然と思っていたので、ここに来て焦りが出てきてしまう。





亮に断られてしまった週末。
数年前に同じ職場で仲がよかった友人の里美(さとみ)と久しぶりに会うことになった。


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里美「そうそう、そういえばね。芽衣の知り合いで、10年も付き合ってて別れちゃった子がいるんだけど、その子、別れた後すぐに婚活パーティーで知り合った人と結婚してさ」


芽衣「え!?すごいね」


里美「その子、今すっごく幸せそうなんだよね。元カレと付き合ってた10年間は何だったんだろうってぼやいてたよ」


芽衣「そうなんだ……」


彼との未来を信じるか、いっそ新しい恋を探すかの葛藤―――


里美と別れ、電車に揺られる帰り道。
さきほどの里美との会話が脳内をこだまする。


(私ももし、亮くんと別れたら、あっさり別の人と結婚できたりして……)


(けど亮くんのことは好きだし、今が倦怠期かも知れないだけで、別れるなんてなぁ……)



「はぁ……」



考えれば考えるほど、分からなくなる。
こういう時はSNSで可愛い猫の写真でも見て現実逃避をするに限る。



(やっぱり猫は可愛いな~!私もいっそ猫になりたい……)




そのまま猫に夢中になっていると、ある広告が目に留まった。


(「占い」……?)


(占いは昔から好きだけど、雑誌で見るくらいだもんなぁ…)


いつもだったら気にしない広告も、今日は何だか気になってしまった。



帰宅して、早速さっきの広告から占いを見てみることに。



(LINE上で占い師に相談できるんだ…)



個性豊かな占い師さんの占いがたくさん並んでいる中、ある占い師さんが気になった。


(この人、何だか雰囲気良さそう。それに、「二人の未来」について占ってくれるって書いてある。初回10分無料だし、やってみちゃおうかな?)



私は早速占ってもらうことにした――。



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占い師「こんにちは。鑑定依頼ありがとうございます。今の彼との関係に悩まれているのですか?」

芽衣「はい。もう付き合って6年なんですが、結婚の話が何もなくて。最近は全然会ってもいないし、将来が不安なんです」

占い師「では、二人の未来について占いますので、少々お待ちください」



~2分後~



占い師「鑑定の結果、彼とあなたはとても似た性格のようですね。お互い真面目ですが、悩みを打ち明けられず、一人で抱え込むことが多いようです」



(わ……当たってるかも……)



芽衣「私たちの未来って、どうなるのでしょうか……?」


占い師「一人で抱え込まず、些細なことでも彼に話してみるといいかも知れません。あなたからきっかけを出してあげることで、内気な彼も心を開き、今の関係がもっと良くなると思いますよ


そう聞いて、肩の荷が下りたような、とても軽やかな気持ちになった。



(そっか、一人で考えすぎていたのかも。亮にもっと頼ってもいいんだ……)





勇気を出して、彼に結婚の話を―――




――数日後。亮に連絡をしてみる。


(「今日の仕事終わり、家に行ってもいい?」……よし、送信!)


すると亮からすぐにOKの返信が。


少し懐かしい緊張感を持ちながら、早めに仕事を終えて、亮の家に向かった。


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亮「この間の週末、誘ってくれたのに断っちゃってごめん」

芽衣「ううん、全然。昔の友達に誘われて、ランチ行ってきたよ」

亮「楽しかった?」

芽衣「うん!恋愛の話ばっかりだったけど……あ……」

亮「ん?」


(結婚のこと、今聞いてみても大丈夫かな……?)


占い師さんに告げられた言葉をふと思い出す。
いつもの私だったらここで話を逸らしてしまうけど、ちょっと勇気を出して言ってみることに。

芽衣「あのさ、結婚のことって、今はどう思ってる……?」



亮は、戸惑ったような、驚いたような表情になる。
少し沈黙があった後、亮がゆっくり話し始めた。

亮「……実は昨日、会社の同僚の結婚式でさ。同僚は俺と同い年なんだけど、すごく嬉しそうだったんだ」

亮「それでさ……昨日、色々考えて。俺たちの将来について……」



その時、少し嫌な予感がした。
もしかしたらこの後の台詞は、『別れよう』かも知れない。
私は彼の目が見れず、視線を下にしてしまう。

亮「……その、さ……。すぐにすぐじゃないけど、近い将来、一緒になれたらいいなって……」

(え……?)

芽衣「そ、それって……私と?」

亮「はは、当たり前だよ。他に誰がいるの」


そう言って私の手を取る。


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笑う亮の顔は真っ赤で、その言葉が本当だとすぐに分かった。


亮「本当は、こんなこと言うの照れくさかったんだけどさ」


亮「今日久しぶりに会って改めて、芽衣といると安心するなぁって思ったんだ。芽衣がいるから、仕事もここまで頑張ってこれたのかなって」


照れ屋であまり口数が多くない亮が、こんな言葉を言ってくれるなんて。


(「内気な彼が心を開く」……。占い師さんが言ってた通りかも)



これからは、変に遠慮しないで、亮ともっと将来についての話もたくさんしてみよう。


引っ込み思案な私たちに、勇気をくれた占い師さんの言葉。
これからも、たまにお世話になろうかな。






今の彼との未来が不安……
そんな芽衣が一歩を踏み出せたきっかけは?

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