dansonkirei






壇近祖礼(だんきんそれい)

 GWが近づいてきましたが、中には実家や故郷へ里帰りする方もいらっしゃると思います。そのときにご先祖様へ手を合わせることもあるでしょう。そこで今週は、仏壇に対する礼儀作法についてお話しさせていただきます。

 お仏壇はご先祖様の家のようなもの。実家に帰ったら両親や親せきに挨拶するように、仏壇にも「ただいま」と挨拶するようにしましょうね。お線香の上げ方は、それぞれ宗派があるのでそのやり方に従えばいいのですが、私の場合は3本のお線香を上げます。これには遠いご先祖様、最近亡くなったご先祖様、そして仏様へ捧げるという意味があるんです。家族で手を合わせるときは、誰かが代表して3本のお線香を上げればいいでしょう。

 仏壇に供えるお花も何にしたらいいのか迷うところですが、いちばんは故人が好きだった花や季節を感じる花、枯れにくい菊などが妥当だと思います。好ましくないのはトゲがあるお花。薔薇などがそうですね。ただし、トゲをきれいに取れば問題ありませんよ。それと花粉が落ちる花も仏壇を汚すので、お供えするときは注意してください。
そしてお仏壇で手を合わせるときの服装は、下着姿など非常識な格好でなければ、仏様は怒りません。だって、みなさんも家族とおはようのあいさつをするときにドレスアップしたりはしないでしょう(笑)
普通の生活をしていた人が亡くなって仏様になるのですから、普段どおりでいいのです。顔を洗って歯を磨いてさっぱりしていれば大丈夫。お仏壇の中のご先祖様を身近に感じつつ、礼儀をもって手を合わせるようにしてくださいね。

 地方に行くと、仏間に先祖代々の写真がズラッと並ぶ家を見かけることがあります。けれど、人は死ぬと魂になり、あの世ではもうこちらの顔ではなくなっている。だから写真を飾っていても意味がないんですね。セピア色に変色したような写真は、お塩をふって燃やしてください。自分でするのは気がひけるという人は、お寺に持って行って供養してもらいましょう。

 また、仏壇まわりで感じられる、ご先祖様からのサインがあります。例えば、お線香の煙がスーッと伸びて先端でクルンと円を描いた場合は、ご先祖様が喜んでいる証拠。また、ろうそくの炎が高く上がれば上がるほど喜んでいます。逆に、コップに水を入れて仏壇に置いたままにしていると、水泡が付くことがあります。これは成仏していないご先祖様から“もっと手を合わせてほしい”というサインです。それから、ペットを飼っている方は経験したことがあるかもしれませんが、犬が空中を見て急に吠えることがありませんか?

 ペットは人ではない気配を感じとる能力があります。怯え具合にもよるけれど、普通の様子だったら悪い霊ではなくご先祖様や身近な人の霊が来た証拠。手を合わせてみてくださいね。


今、注目のみよこ先生の鑑定はこちら!

胸が苦しいほどの片想いの先にある結末~あなたの幸せの行方

---

みよこ先生は、東京都府中市在住の霊能者/占師。
その霊能力は各方面から高く認められている。
国内からの鑑定依頼はあとを絶たず、リピーターの数の多さでも有名である。
週刊女性本誌にて好評連載中!

http://www.jprime.jp/
---