がんばってきたあなたへ贈るトイアンナの「生きづらさ」診療所 142

著/トイアンナ

こんにちは、トイアンナです。
あなたを攻撃する人はイヤな人かもしれませんが、悪い人とは限りません。

相手は相手なりの正義感があってのことかもしれませんし、親心があるのかも。
同じような失敗をその人が過去に経験したからこそ、あなたを止めようとしているケースだってあります。
(もちろん、だからといってあなたがアドバイスを聞く「義務」はありません)

ただ、この世には明確に「あなたが失敗すればいい、イヤな思いをすればいい」という悪意を持っている人がいます。そういう人からはキッパリ距離を置いていい。
その代表格となるのが「あなたへ悪口を告げ口してくる人」です。

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悪口を伝えても、いいことなんかない

たとえばあなたが誰かに悪口を言われていたとしましょう。
そんなの、当たり前です。
100人中100人に好かれるなんて人はこの世にいないのですから。

あなただって、「みんなはこの人を褒めるけど、私はそんなに好きじゃないかな」って人がいませんか?
人によって好みが違うのですから、どんなにあなたがいい人であろうとしたって嫌われるときは嫌われます。

しかしそれを本人から直接聞かされるならまだしも「〇〇ちゃん、あなたのこと嫌いだって」とわざわざあなたに言ってくる人はどうでしょうか。
親切のつもりで伝えてくれている? そんなことはありません。

親切心があるなら、あなたが傷つかないようそっと伏せておいてくれるでしょう。
悪口を告げ口する人は、「あなたが傷ついたら、ちょっとおもしろいな」と思っている人です。

悪口を告げ口する人は、あなたに興味がない

悪口をわざわざあなたへ告げ口する人は、あなたを嫌いなのではありません。
むしろ、あなたに強い関心すらありません。
その人が関心を持っているのは「自分が頼ってもらえるかどうか」だけです。

悪口を伝えれば、あなたとその相手の関係はギクシャクします。
そしてお互いに告げ口する人へさらに悪口を吹き込みます。
告げ口をする人は、間で2人から頼られてオイシイ思いができるわけです。

あなたを助けたい、ましてや陥れたいなんて考えていません。
ただ「相手ともめて、ちょっと失敗したらおもしろいな、私も間に入って双方から頼ってもらえるし」と軽く考えているだけです。

そんな相手に振り回されるなんて、もったいないじゃありませんか。
せめてワナにかかるなら、自分も納得できる理由で憎まれてからにしたいものです。
あなたの悪口を告げ口する人に乗せられず、そういう人とはすぐに距離を置きましょう。

トイアンナとは?
人気コラムニスト, ライター。ブログ『トイアンナのぐだぐだ』をはじめ、人の生きざまを分析する文章でファンを獲得し月間50万PVを記録。
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