0909





研澄潜感(けんちょうせんかん)


 残暑と言えどもまだまだ暑さは続きそうです。でも、ふとした瞬間に涼しい風がさっと吹いたりして、微かに秋の気配を感じることも少しずつ増えてきているようです。暑さで停滞していたやる気が戻ってきたら、新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。過ごしやすくなれば、心が研ぎ澄まされ、感性に刺激を与えてくれるので、音楽を聴いたり絵を見たり、芸術に慣れ親しむのに適しています。この時期に見たり聴いたものは、すべて心に残ります。暑さから開放され涼しくなると集中力が高まるので、感動が心に染みわたるはず。ふだんは芸術とほど遠い生活を送っているという人も、せっかくですからこの秋、芸術に浸ってみましょう。

 見るものや聴くものって、すべてが自分の気持ち次第で変わっていくんですよね。たとえば同じ音楽を聴いても、時期によって、解釈の仕方が違ってくる。これは潜在意識が求めているものが、まっすぐ感性に働きかけてくるからなのではないかと思います。

 ところで、スピリチュアル的な話になりますが、有名な芸術家には短命の人が多いと思いませんか? 作曲家だとモーツァルトは35歳、ショパンは39歳、シューベルトは31歳。画家でいえばゴッホは37歳、モディリアーニは35歳、ロートレックは36歳……。短い人生でも、素晴らしい作品をたくさん作っているんですよね。

 私の解釈ですが、芸術家はこの世に感動を伝えることが使命。だから、その役目が終わるとは、修行が終わるということ。そこで早々とあの世へ戻っていくのだと思います。モーツアルトなんて短期間で100以上もの曲を書いているけど、人間業ではありません。

 こういう人たちは天からの使者なので、もともと魂が高い。亡くなっても地獄などを見ることなく天界へと帰っていきます。子どもがお遣いに行かされて、買い物がすんだので親のもとへ帰るようなイメージでしょうか。

 そんな神様からの使者にもかかわらず、芸術家には苦労の多い人生を歩む人が多いと思いませんか? ベートーベンも耳が聞こえないなど、音楽家として大変な苦労を味わわされました。それはきっと、よりよい作品をこの世に残すため、神様から与えられた試練だったのだと思います。あえて苦難の道を歩かされたからこそ、普通の人ではたどりつけないような、高い頂に到達できたのでしょう。

 そして、有名な芸術家に、いわゆる“凡人”はいません。周囲から変わり者として扱われる人たちが多いのも、使命を与えられた人の特徴だと思います。寝食を削ってでも作品作りに没頭できなければ、あれだけ素晴らしい作品は生まれなかったでしょうね。

 そういう人たちの魂は、この世の中が新しい芸術を求めなければ、次に生まれ変わることはないと私は思っています。ただし、芸術家のサポートにまわって守護霊となることはあります。たまに「曲が天から降って来た」という話を聞きますが、そういう場合は、彼らの力が働いているのだと思います。


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