
盆想供養(ぼんそうくよう)
そろそろお盆の時期がやってきますね。東京などの都心では7月13日~16日の4日間ですが、田舎のほうは8月13日~16日が一般的です。この時期はご先祖様の霊が里帰りをする日ということで、親戚一同が集まって迎え火を焚いてお迎えし、供養をします。
亡くなった人の霊は、子孫に思い出してもらえると成仏するのが早くなるといわれています。
なので、ご先祖様に話しかけるつもりで“ご先祖様、きょうは1日私たちと一緒にお話ししましょうね”と手を合わせながら、心の中で伝えてみてください。お盆の時期だからこそ、私たちに命を受け継いでくださった方たちの思い出話などをみんなでするのもいいですよね。
仏壇には供物をお供えしますが、果物やお花などお供えするのと一緒にコップ1杯の水をさしあげるのも重要です。お線香の立ち上った煙の先がクルッと円を描いたら成仏している証拠だと前にもお話ししたことがありますが、コップの中に水泡ができるのは成仏できていないことを伝えている印。お盆の4日間は特に意識して見てください。
ケガや病気をする人が増えるのも実はお盆の時期です。成仏できていない霊が「成仏させてくれ」と伝えるためにケガをさせるとも考えられます。
ただし、わざと苦しめようとしているのではありません。自分に気づいてもらうためのメッセージなのです。ですから、お盆の直前に身体の不調を感じたら、最近、ご先祖様に手を合わせているかどうか振り返ってみてください。また、成仏できていない多くの浮遊霊などが飛び交う時期でもあるので、心身が弱っている人は気をつけましょう。心配な人はお守りがわりに塩を持ち歩くことをオススメします。
それからお墓参りのときは、ご先祖様のお墓以外には手を合わせないように。特に無縁仏は成仏できず彷徨(さまよ)っていることが多いため、手を合わせてくれた人に取り憑(つ)いてしまうことがあるので注意してください。お盆だから、とご先祖様の写真を仏壇の前に出す家庭もあるかもしれませんが、セピア色になった古い写真は出さないようにしましょう。
13回忌が過ぎたご先祖様は自分の生前の記憶が薄れていっているので、写真を目にしてもそれが自分だとは気づかないのです。それよりも「私のご先祖様で成仏されていないご先祖様は、修行をして成仏してください」と手を合わせたほうがいいのです。セピア色になった写真は塩をかけて燃やしてしまうか、燃やすのはしのびないという方は、新聞紙に包んで仏壇の下の引き出しや棚にしまうようにしましょう。
中にはお盆の時期に休みが取れなくて田舎に帰れないという方や、家に仏壇がないという人もいるでしょう。そういうときは、お水やお茶を1杯用意して手を合わせ、飲み干すだけで大丈夫です。ご先祖様のことを忘れずに想うことが供養になるのですから。
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みよこ先生は、東京都府中市在住の霊能者/占師。
その霊能力は各方面から高く認められている。
国内からの鑑定依頼はあとを絶たず、リピーターの数の多さでも有名である。
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