がんばってきたあなたへ贈るトイアンナの「生きづらさ」診療所 108
著/トイアンナ

こんにちは、トイアンナです。恋愛相談をうかがっていると、世の中にはクズが多いなあと思わざるを得ません。私は女性からの相談が多いためクズ男を知る機会に恵まれて(?)いますが、もちろん女性にも同じ数だけクズがいるのでしょう。

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クズに当たると自分を責めたくなるものです

「クズ」と強い言葉を使うにはわけがあります。それはド級のクズと恋愛をしたとき、私たちは「相手がクズだった!」と心を整理できないからです。むしろ自分に責任があると自分を責める方の方が多い。

こんな男を選んだのは私が悪かった、私がもっと彼を支えていれば愛してくれたのかもしれない、彼に飽きられてもしかたない、私に魅力がないから……。

違うんです、私たちは誰でもクズに引っ掛かりえます。この世には「DVされても笑って耐えるだろ、こいつなら」「浮気されても仕方ない女だと言えばコントロールできそう」「心の弱った女ならいいように扱える」と狙っている人間がいるのです。

私たちは普段から悪意がある人間と接していませんから、彼らの笑顔にすっと入り込まれます。そしてズタズタにされるのです。人間、想像を超えることを言われるとショックのあまり、固まります。怒ることなんてできません。ふつふつと沸き起こる「これって何か変じゃない?」「私って軽く扱われてない?」「ていうか、ひどくない?」というモヤモヤを抱えるのはいつだってコトが終わってからです。


生還したあなたが世界一えらいんだ

だからもしダメな男にひっかかっても、自分を責めないでいいんです。あなたは被害者じゃありません。クズの手口を目の当たりにしながら、逃げ出せた生還者です。よく生きて帰ってきました。あなたは世界一えらい。だって、「自分を傷つける場所」にとどまらないという決断を下せたのだから。

もし今も「なんで私にこんなことするの?」「私が何をしたっていうの?」と思わされる彼とつきあっているなら……。彼を突き放しましょう。あなたは生きていけます。あなたなしで生きられないのは、クズの方です。

おうちの名義があなたなら、鍵を変えて彼を追い出しましょう。荷物をご実家へ送り返しましょう。彼の家なら出ていきましょう。彼の連絡先を削除して、そっと関係を絶てばいい。あなたはいま生き延びていて、それが一番大事なことだから。

トイアンナとは?
人気コラムニスト, ライター。ブログ『トイアンナのぐだぐだ』をはじめ、人の生きざまを分析する文章でファンを獲得し月間50万PVを記録。
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