こんにちは。ライター、コラムニストの古山エリーです。

先日、高校時代からの友人と箱根に行ってきました。温泉に入って、宿でくつろいで、ひたすら休息する──四十路の独女、湯けむりの旅です。

以前は観光地を巡らないともったいない！ と思っていましたが、最近は何もしないのが贅沢になり、今回はごろごろしてリフレッシュしてきました。

頑張ったご褒美〜と、リラクゼーションサロンで全身もみほぐしも追加しましたが、サロンの方がびっくりするほど体が凝っていたようで。そういえば、ヨガスタジオにぜんぜん行ってなかったなぁと（ムダに月会費を払っています、反省……）。

そして、友人とこれからどうするのか未来会議をしていたのですが、彼女は、なんと十数年ぶりに元彼と再会したという報告！ なんだかとってもいい雰囲気なんです。当時は上手くいかなかったけれど、年齢を重ねたことで上手くいくこともあるんですね。運命の再会！

というわけで、私も過去をしっかり整理して前に進もうと思い、今回は桜先生にお願いしました。

自分の恋愛のダメなところ、何が原因でこれまで恋愛が成就しなかったのか、また過去に運命の人はいたのでしょうか？　という質問からスタートしたのですが……

えっ、過去の男の生年月日？ わ、わすれました……。

誰ひとり思い出せません……。

ということは、思い出せないってことは、もう自分のなかで整理できちゃっているってことなのかなぁと思い、

特定の人というよりも、自分自身の何がいけなかったのか知りたいです。と聞いてみたのですが、おそらく先生にはお見通しだったようです。そうでした、そうでした、桜先生の相談方法は「霊視」「オーラ」「風水」「宿曜」ですもの、視えちゃってたんですね、きっと。

過去ではなく、前を向けってことをズバリ言われました。その後も──

「突発的な行動をして失敗もあったのでは？」

はい、ありました。恋は盲目になっちゃうタイプです……

「人を疑わないというか、よく考えないうちに相手を信用してしまいますね？」

はい、騙されたと思ったこと多々です。どうやら私の観察力？ 見極め力？ が足りなかったようで。普通なら、冷静に考えられたら、この人とはなんか合わないなと勘が働くはずが、恋は盲目になっちゃうので、勘が働かず……だったようです。

桜先生は、こんな感じでけっこうズバズバきます。占い師さんもタイプはいろいろですから、寄り添ってほしいなぁというときもあれば、今回のように、はっきり言ってもらうことで前に進めることもあれば、さまざまなので、自分のそのときのメンタルにあわせて先生を選ぶことも大切なんだなと思いました。

今回、桜先生の言葉でわかったのは、自分ではしっかりしているつもりでしたが、恋愛となると、相手のことを本当の意味で見ていない、見ようとしていなかった、ということです。

そんな私へのアドバイスは──

こうだ！ と思ったことをやってみたいとは思うんですが、なんかこう、身体の奥にそういう気持ちがあっても、なかなか外に出せないというか、その場で足踏みしているような感じなんです、いまの私って。動き出したいけど動けないというような。

先生いわく「動きたくなる気持ちがあるのは、運が上向きになっている証拠です。何かしたくてうずうずしてくるんですよ」とのこと。

動くのであれば、運気のいい時期、私の場合は、1月～4月に新しい事を始めるのがいいそうです。そして、そして──

やっぱり！ そうですか……。

以前も、仕事相手で意識していない人がいいとか、仕事を解り合えて互いに成長できる人がいいとか、仕事がキーワードであるとアドバイスをもらっていましたが、やっぱり今回も！ このアドバイスを受けるたびに、私の十数年って……と思うわけです。

というのは、仕事を頑張ってしまうと恋愛感情が邪魔になることもあって、いえ邪魔になりっぱなしなんです、私の場合。気になる人の一挙手一投足が気になって、あの言葉はどういう意味？ 期待していいの？ …と振り回される。だから、せめて仕事で関わりのない人がいいんじゃないかと、（勝手な自分判断で）仕事で出会った人は避けてきたのにぃ〜！ それが間違いだったというわけです（オー! マイ!! ガーーー!!!）

で、で、で！ 先生に視てもらったすぐ後に、気になる年下男性が出現！ でも、一回りも年齢差があるので、その人の“エリーさんに好意あります”的な言動がどこまでが本気なのか、社交辞令なのか分からなくって、悶々と考えた結果、私からかわれているの？ って思ってしまう（なんて悲観的……）。気軽にデートに誘えたらいいなぁと思いつつ、もやもや、もやもやが続いていますが、

ちょっと待った！　桜先生はこう言っていたじゃないですかー！

「もっと大らかに、わがままに生きていっていいのです。それが貴女の宿命ですから！」ということなので、思い切って、素直になって、誘ってみようかと思います（四十路にもなると切り替えは早い！）。

何はともあれ、ほんの少しでもドキドキできたことが嬉しくって（どれだけ心、枯れていたんですか……）、ちょっとだけ希望が生まれました。どうなったかは、また次回、報告しますね。

桜先生、ありがとうございましたー！

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古山エリー／Elie Furuyama

ライター＆コラムニスト

四十路の独女です。都内でお一人様ライフをほそぼそと、でも楽しくやってます。ウェブサイトcinemacafeで「独女のたわごと」連載中。この連載に合わせたブログ「古山エリーのぷち“たわごと”」では日々のつれづれを“たわごと”として綴っています。