がんばってきたあなたへ贈るトイアンナの「生きづらさ」診療所 83
著/トイアンナ

こんにちは、トイアンナです。最近、仕事で精神科医からお話を伺いました。医師いわく、最近の患者さんは「結果ばかり求められて、疲れ切っている」のだそうです。仕事で数字を求められるのはもちろん、未婚か既婚か、LINEの友達はどれくらいいるか、体重は、●●は……。と、常に成果を比較されて、疲れ果てて来院されるらしく。

やる気があるとき、頑張って動いているときに「成果を達成できているか?」チェックするのは大切です。たとえば間違ったダイエット法でいつまでたっても痩せない方がいれば、パーソナルトレーナーは助言をするでしょう。私もまた、婚活で「がんばってるのに成果がでない!」と悩んでいらっしゃる方へ提案をさせていただく仕事をしています。

けれど、成果を見つめて頑張れるのは疲れていないときの話、です。

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人は「成果」も「努力」も評価されないとやってられない

人間はロボットじゃありませんから、成果にブレが出ます。というよりも、パソコンですら連続で使い続ければ動作が遅くなりますよね。そういうときに「頑張ったこと」を無視され、達成できていなことを責められたらつらいのは当たり前です。機械ですらできないことを、人間ができるはずもありません。

誰だって「●●達成おめでとう!」という成果は褒められたい。けれど同時に「達成できなくても、頑張ったよね」と努力を評価されねばやってられない生き物です。メンタルが強い人は、厳しい成果を常に達成しているから強いのではありません。「自分でできる限り、一生懸命がんばったよね」と努力を誉めてもらえる場所を用意して、息抜きできているだけです。

私だってそうです。原稿を納期通りに出す。閲覧数を上げる。こういった成果も嬉しいですが、何より読者さんに「いつも読んでいます」「この記事良かったです」と言われるのがやりがいです。数値目標だけで生きていける人間なんて、いません。

評価してもらえる場所を、探してみよう

もしいま、あなたの周囲に「がんばったね」と努力を誉めてくれる環境がないなら。「厳しくて、やりがいのある場所」を見限って探しに行きましょう。人によってはそれがキャバクラかもしれないし、二次元かもしれません。恋人かもしれないし、新しい趣味かもしれません。

努力を誉めてくれる場所があるなら、ひとときの慰みでもいいではありませんか。ちょっとマイナーな趣味でもいいじゃないですか。努力を認めてもらえる場所で思いっきり羽を伸ばして力を蓄えられたら、また戻ってこればいいんです。少し休憩して、元気になってくださいね。

トイアンナとは?
人気コラムニスト, ライター。ブログ『トイアンナのぐだぐだ』をはじめ、人の生きざまを分析する文章でファンを獲得し月間50万PVを記録。
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