がんばってきたあなたへ贈るトイアンナの「生きづらさ」診療所 60
著/トイアンナ

こんにちは、トイアンナです。お誘いを断れない人、いませんか? 当てはまる方は私の仲間です。笑

「飲み会行く?」「行く行く!」と適当にOKしてしまい、気づけば予定でパツパツ。疲れ果てるまで頑張りすぎて倒れてしまうことも少なくありません。しかし倒れる日にもお誘いがギッチリ詰まっており、熱があるのに無理して参加したイベントは数知れず。

なんでこんなに頑張ってるんだろう……仕事ならまだしもプライベートで疲れ果ててどうするんだ。とわけもわからず自己嫌悪に陥っていました。

ピンクの手帳とカラーの付箋

断れない人とバレて、雑務押し付けターゲットにされる

こういうタイプの方は「断れない人」だとバレてしまうのか、仕事でも雑務を押し付けられます。

急な来客があるからコピーとっておいて。
お得意先の接待でいい和食の店、調べといてくんない?
そろそろクリスマスだし、オフィスの飾りつけをお願い。

人の役に立てるのは嬉しいんです。でも私だって、万年ヒマじゃない。「それって私だけがやらなきゃいけないんですか?」とのどまで出かかるときもありました。

性格を変えずに、休みの予定を入れて楽になる

しんどいとき、こんな自分を変えようと努力したこともありました。でも反射的に体が動いてしまうこともあります。「また断れなかった」「私ってなんてダメなやつ」と、自分との約束が守れない自分を嫌いになっていく。これは大変不健全です。

そこで、カレンダーに「休む」という予定を入れてみました。週に1度は丸一日休む。平日も週に2日は20時以降休む予定を入れます。カレンダーが視覚的に埋まっていると、考えなしにお誘いを受けるわけにはいきません。

「来週飲みに行かない?」
「あ、ちょっと待ってね。スケジュール見るから(休む予定が入ってる日だった。冷静に考えたらこの飲み会必要ないやつだわ、断ろう)あ、ちょっと先約があって……」と、理性のワンストップが入るのです。

休む予定を守ろうとしすぎなくてもいい

休む予定は自分が入れるものなので、最初は守れなくても大丈夫です。週に2日休む予定を入れているのなら、1日潰れても予備が残っています。そのうち2日休めるようになればいいや、とゆるい目標を立てられれば、楽に休みを取ることができます。

お誘いを断るには罪悪感がつきまとうもの。それでもあなたが休むことで健康になれば、長期的な出会いの数は増えます。せっかく声をかけてもらったんだし、という気持ちに引きずられそうになったときは、休みの予定をゆるく守りましょう。

トイアンナとは?
人気コラムニスト, ライター。ブログ『トイアンナのぐだぐだ』をはじめ、人の生きざまを分析する文章でファンを獲得し月間50万PVを記録。
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