第16回 ぱぷりこの勝手に応援所-運命の出逢いのお悩み-
現在独身で家事手伝いをしています。二年前ほど前に祖父が他界し、その辺りから人間関係と仕事のでミスが立て続けに起こり、精神的にも参ってしまい、原因不明の熱から体調も崩して仕事を辞めることにしました…
現在独身で家事手伝いをしています。二年前ほど前に祖父が他界し、その辺りから人間関係と仕事のでミスが立て続けに起こり、精神的にも参ってしまい、原因不明の熱から体調も崩して仕事を辞めることにしました…
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女性にとって「結婚したい」は「会社辞めたい」「ハワイ行きたい」「ねこかわいい」と同じ現実逃避の呪文です。ですが、本気で結婚に現実逃避を求めると、素敵な地獄が待っています。
こんにちは、皆様のお悩みを勝手に応援するぱぷりこです。今回に応援するのは、20代のloveさんによる「運命の出会い」についてのご相談。loveさんは現在、家事手伝いだそうです。
現在独身で家事手伝いをしています。二年前ほど前に祖父が他界し、その辺りから人間関係と仕事のでミスが立て続けに起こり、精神的にも参ってしまい、原因不明の熱から体調も崩して仕事を辞めることにしました…
・2年前に祖父の死、人間関係、仕事のでミスなどが重なり、精神的にも参ってしまい仕事を辞めた
・親戚や周りはトントン拍子に結婚や出産が決まり、自分だけが取り残されてるような不安感と嫉妬心でイライラする。
・遠回りせずに結婚にたどりつきたい気持ちばかり焦っている。
・苦手だった犬の里親になることも決め、なるべく犬好きの男性も良いと思うようになった
・家族はケンカばかりで結婚に逃げたい、助けを求めたい気持ちがある
・相談できる友達がいない。
・昔は結婚願望がなかったが、自分の稼ぎや仕事では収入を得られず不安になり、結婚願望が出てきた
・結婚できる日は訪れるか
結婚に逃げるのはやめようって、あの日に一番星に誓ったじゃない!逃避には重いリスクが伴うのよ!忘れたの?
今回は以上です。と言いたいところですが、応援所の性格上そうもいかないので、なぜ結婚に助けを求めてはいけないのか、どうすればloveさんの望みがかなうかについて、根掘り葉掘り応援したいと思います。
「結婚に逃げたい」は最悪の結婚動機
はい、いつもどおり問題把握からいきましょう。
「現実逃避したいから結婚したい」は最悪です。この理由で結婚にまでこぎつけた人で、5年後もハッピーにしている人を見たことがありません。理由は下記の3点。
1,根本的に結婚を勘違いしているから。結婚は何もしなくていいオアシスではなく、次の戦場である
2,「助けてほしい」「収入が欲しい」というクレクレ妖怪を引き取る人はいないから
3,自分で問題解決ができない場合、いつまでたっても「逃げたい」と思い、心の平安は訪れないから
順番に見ていきましょう。
問題1:根本的に結婚を勘違いしている
「つらいから結婚に逃げたいという気持ちがある」という発言から、loveさんは結婚を「何もストレスがなく収入が安定している天国」か何かのように捉えているようですが、違います。結婚は「ストレスフリーの宮殿」ではなく、「今の延長線上にある生活」です。
今loveさんが逃げたがっている「家庭内のコミュニケーション不和」「収入」「人間関係」は生活そのもの。結婚も生活です。結婚したら、やはりコミュニケーション問題や収入、人間関係などで頭を悩ませるでしょう。というか、結婚すれば「自分1人の問題」だけじゃなくて「パートナーの問題」も一緒に担当することになるのだから、むしろ今より大変になる可能性だってあります。
loveさんが「結婚に逃げたい」というのは、「ブラック企業からホワイト企業へ」というイメージなのでしょうが、現状のままでは「ブラック企業Aからブラック企業Bへ」ぐらいの変化しかないでしょう。
問題2:与えてもらう前提なのが間違っている
loveさんは「今がつらいから助けてほしい」という非常に後ろ向きな理由で結婚を考えています。しかも、「収入を安定させてほしい」「この環境から連れ出してほしい」と、相手から与えてもらうことばかり考えている。これをもし、男性からやられたらどう感じますか?
「誰も女性と付き合ったことがないから、とりあえず女なら誰とでもいいから結婚したい」「バリバリ働く美女とは付き合えないから、家事手伝いで自分に依存するしかない女で我慢する」という男性と付き合いたい、結婚したいと思いますか?
ないわーと思うなら、loveさんも男性から同じように考えられています。結婚は「与え与えられ、助け合う」意思がないと長続きしません。loveさんのように「ちょうだい!ちょうだい!」というクレクレ妖怪を引き受ける聖人のような人はいません。
loveさんが万が一、結婚にまでこぎつけたとしましょう。しかし、loveさんのような「自分で問題解決をしたがらない他人任せの依存する人間」と結婚する人は、支配したいモラハラタイプか、依存されることに依存するタイプのどちらかがほとんど。そうでないタイプの人は、逃げ出します。
問題3:自分で問題解決をしないのが間違っている
他人に自分の問題を解決してもらいたがるとは、つまり自分で問題解決をしない、ということです。ですが、みんながそれぞれ自分の生活と問題で手いっぱいなのに、誰がもう1人の問題解決をやりたがるでしょうか?しかもloveさんは無料でそれをやってもらいたがっている。それどころか「収入がほしい」と、「問題解決をしてもらいながら、お金をくれ」とまで言っている。ものすごく自己中心的な要求の仕方ですよね。
一応、助けようとしてくれる人はいます。他人の問題解決をすることで、お金を儲けられる人たちです。loveさんが今のように「自分の問題を誰かに助けてほしい、無料で」と思っていたとしたら「無料でお助けします!」といいながらがっぽりお金を持っていく悪い人たちが寄ってきます。
自分で問題解決に取り組まない限り、「悪い人のカモになる」というやばいリスクを人生ずっと抱えることになります。
もしloveさんが結婚したとしても、「結婚は思ったより幸せじゃない(結婚は生活ですから)」と思って、次の「逃避先」を求めるでしょう。多くの場合、このタイプの既婚女性がハマるのは、新興宗教か不倫です。そして両者はともに「莫大なお金の損失」を伴います。逆に今の生活より苦しくなる可能性があります。
結論。結婚より先にやることがある
以上、現状のままではloveさんは結婚できる見込みがかなり低く、もし結婚できたとしても「相手はモラハラか依存男」「結婚からの逃避先を求めて新興宗教か不倫にハマる」リスクが大変に高いことを見てきました。
見てきてわかるとおり、loveさんは実は結婚なんか全然したくないんですよね。loveさんが求めているのは、「今目の前にある大変な現実」から逃れる避難先、「救われるかもしれない」という希望を与えてくれるものです。ぶっちゃけ結婚じゃなくて全然いい。そもそも「結婚願望がなかった」と言っているし、「とりあえずここから救い出して」と夢を見させてくれるものならなんでもいいのだと思います。
loveさんが抱えている本当の問題は「運命の人と出会えるか」ではなく、「家族のコミュニケーション不和」「収入の不安定さ」です。ならば解決策は「結婚」ではなく、「就職先を見つけて、実家を出ていく」ことです。
大変なことがあって会社を辞めたのはしょうがない。誰にだってある。でも、そこから自分で立ち上がろうとしなければ、ジリ貧生活が待っています。今のそのつらい場所から、自分の足で出て行こう。他人を利用しようとする人は、他人に利用されます。そうなる前に自立するんだ!応援しています。ぱぷりこでした。
現在独身で家事手伝いをしています。二年前ほど前に祖父が他界し、その辺りから人間関係と仕事のでミスが立て続けに起こり、精神的にも参ってしまい、原因不明の熱から体調も崩して仕事を辞めることにしました…
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ぱぷりこ


恋愛ブログ『妖怪男ウォッチ』の中の人。妖怪男女にやたら遭遇するアラサー撒き餌女子。女子会では「ぱぷりこは私の占い師☆」という評価を得ることが多い。
Twitter:@papupapuriko。
http://papuriko.hatenablog.com/
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