第13回ぱぷりこの勝手に応援所-復縁のお悩み-

こんにちは!勝手に相談所のぱぷりこです。本日も張り切って、勝手に相談を応援します!今回、応援するのは、20代女性のふくちゃんさん。元彼との復縁のお悩みです。

・交際期間が8か月の元彼がいる
・別れてから1年半、音信不通
・よりを戻したくて、メールを月に1回ずつコンスタントに送っていた
・昨年の8月末にいきなり返信が来た。内容は「仕事が忙しくなる前に連休がもらえて温泉に行こうとしてるけど一緒にどう?」というお誘い
・いきなり久々の返信で、真意がわからず、「いきなり温泉はいやだけど、時間ないんだよねきっと??ちょうど仕事の休みも合うしぜひ行きたいな」というメールを、せっかくのお誘いメールに対して送ってしまう
・「やっぱりいきなり泊まりはムリだよね?」という返信が来てまた音信不通に。現在に至る。
・めげずに軽い感じの「お仕事頑張ってね!」メールを送っていたが、年末頃にさすがにめげて、重たいメールを送る
・復縁の可能性、復縁まで持っていける可能性を知りたい
・彼は憧れの人で、一緒にいるとどうしようもなく楽しい人で、結婚を前提に付き合っていた
・どんなに時間がかかってもいいから、可能性が少しでもあるなら復縁したい

別れてから一年半経つ音信不通の元彼がいます。(交際期間は8ヶ月ほどでした)おととしの11月頃に別れたのですが、自分からきっかけを作ってしまったもののよりを戻したくて

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「1年半ぶりの連絡がお泊まり打診」!THE・遊び人!やめておけ!と全力で叫びたい案件ですが、それでは応援所の名が廃る。というわけで今回は、ふくちゃんさんの「復縁トライアル」を応援します!

世の中のことはだいたい「可能性はゼロじゃない」

よく皆さん、恋愛で「可能性がゼロじゃない限り諦めたくない」と言いますね。その発言、すぐやめましょう。「可能性」という名の宗教は害悪です。すぐやめましょう。

これは皆さんにぜひ知っていていただきたいのですが、世の中に「確率がゼロ」「絶対にありえない」という事柄を見つけることの方が、とても難しいです。「サイコロを1万回投げてすべて1が出る確率」はほぼゼロに近いですが、ゼロではありません。自動車事故で死ぬ確率は約1万分の1、飛行機事故に遭う確率は50万分の1、飛来してきた隕石にぶつかって死ぬ確率は約130万分の1です。宇宙人に遭う確率でさえ、ゼロではありません。ゼロであることを証明することは難しく、人間関係においては「すべての復縁は、可能性はゼロではない」と言った方が正確でしょう。

これは復縁を望む人にとってハッピーな事実でしょうか?ノンノン、逆です。下手に可能性がある、と思うと、ふくちゃんさんのように「どれだけ時間をかけてもいいから試してみたい」と思う罠にはまる。これは、人生の最も貴重なリソースである「時間」をじゃぶじゃぶドブに捨てる行為です。可能性はゼロじゃないよ?20代をあと100周、経験できるならね?

人間は、隕石や自動車事故で死ぬ確率など、自分にとって都合の悪い「確率の低いこと」は「ゼロ」と捉え、復縁やカジノでのボロ儲けなど、都合のいい「確率の低いこと」は「チャンスある」と捉える生き物です。まず、自分に認知の偏りがあるということをきっちり自覚することから始めましょう。

勘違いしてはダメ。彼から「返事は来ていない」

さて、「可能性がゼロじゃない」元彼との復縁ですが、私から見るに、復縁の見込みは極めて薄いでしょう。判断材料は、元彼のコミュニケーション方法です。まとめると、以下のようになります。

ふくちゃんさん:月1回の「お話ししたい」メール。追いオリーブで重いメール。
元彼:1年半のうち1回だけ「泊まらない?」

ここでふくちゃんさんは「返事が来た!」と喜んで「復縁の可能性があるかもしれない」と見込み確度をあげていますが、それは勘違い。彼から返事は来ていません。

文字列は確かにきました。「泊まらない?」ですがこれは、ふくちゃんさんが投げかけた「お話ししたい」というメッセージに何も答えていません

「ごはん何にする?」という問いに対して「泊まりに行かない?」という返事が来たら「日本語が通じない…ふええ」となりますね。同じように、元彼とふくちゃんさんの会話はまったく成立していません

「既読スルー」ならぬ「返事スルー」です。返事をしているにもかかわらず、スルーしている。これは遊び人の常習テクです。

よってこれは返事ではありません。要求です。何を?といえば、もちろんセックス!彼のたった1回の文字列(返事じゃないです)が言っていることは「ふくちゃんと話をする気はないし向き合うつもりもないけど、セックスはしたい」という意味です。

復縁のポイントは「会話として成立しているかどうか」

一度別れたカップルが復縁するには「対話」が不可欠です。しかし、元彼は「返事スルー」によって対話を拒否しています。この態度から見るに、復縁の可能性は低く、もしまた連絡が来て会っても高確率で体を求められ、応じたが最後、セフレコースでしょう。何度も言いますが、彼に対話をする気はありません。セックスをする気はあります。それを「復縁」と呼ぶかどうかは、人によります。ですが、ふくちゃんさんが言うような「結婚を考える」レベルではありません

復縁の鍵を握るのは、復縁に繋ぐまでのコミュニケーションが「会話として成立しているかどうか」です。「文字列を打った」という動作ではなく、自分の問いにちゃんと答えているかどうかで判断しましょう。復縁を狙う人は、「LINEの頻度」ではなく「会話が噛み合っているかどうか」をチェックしてください。

復縁トライアルは1年と限定せよ

そして、元彼との復縁を望むなら「これで復縁できなかったら諦める」という期限を設けてトライしてみるといいでしょう。ちょうど年始ということで、今年いっぱいがいいかもしれません。期限内に実現できないなら、それは「可能性ゼロ」とカウントするのです。

この時の成功と判断する基準は「返事スルー」ではない返事をもらうこと。それ以外はダメです。返事をもらう前にセックスしたら、セフレコースになります。

20代という時間はとてもとても貴重です。すでに1年半を彼に費やしているふくちゃんさんは、これから先「少しでも可能性があるなら…」と言っているとあっという間に30代になり、他の出会いを逃す可能性の方が大きいです。だから、期限付きでトライすることが重要なのです。

「どんなに時間をかけてもいいから」という言葉は捨てましょう。未来は、運任せに決まるものではなく、自分で決めるものです。ぱぷりこでした。

別れてから一年半経つ音信不通の元彼がいます。(交際期間は8ヶ月ほどでした)おととしの11月頃に別れたのですが、自分からきっかけを作ってしまったもののよりを戻したくて


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ぱぷりこ
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恋愛ブログ『妖怪男ウォッチ』の中の人。妖怪男女にやたら遭遇するアラサー撒き餌女子。女子会では「ぱぷりこは私の占い師☆」という評価を得ることが多い。
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